
2024 年 6 月より、杉尾賢二 前会長からバトンを引き継ぎ、大分県外科医会 会長を拝命した猪股雅史です。大分県外科医会は、1960 年(昭和 35 年)9 月に第 1 回例会が開催され、2023 年 6 月に第 250 回を迎えた歴史ある会です。初代会長は八田 秋 先生(九州大学温泉治療学研究所外科教授)であり、その後、山本清人 先生、小縣 昇 先生、辻 秀男 先生、小林迪夫 先生、内田雄三 先生、北野正剛 先生、上尾裕昭 先生、杉尾賢二 先生が会長を務められました。
本会は大分県の外科医の学術レベル向上を目的として設立され、現在では「若手外科医の登龍門」と位置づけられています。私も含め、外科医として初めての学会発表が本会であった方が多数おられると思います。
また本会は日本臨床外科学会の大分県支部としての役割を果たしており、毎年東京で開催される、「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に若手外科医に参加してもらっています。このようなセミナーに参加し、全国の若手外科医と交流することで、幅広い視野をもつ外科医の育成に繋がると考えています。
この度、大分県外科医会会長に就任するにあたり、新たに 3 つの取り組みを行いました。
ダイバーシティ担当理事の任命
女性外科医の増加と医師の働き方改革に対応すべく、新たにダイバーシテ ィ担当理事を任命しました。
若手外科医のためのワンポイントレクチャー開始
卒後 10 年目までの若手外科医にアンケートを取り、本会でレクチャーして欲しい内容を抽出し、各例会ごとに 15 分のワンポイントレクチャーを行いました。
大分県外科医会ホームページの開設
近年のデジタル化に伴い、理事会の承認を得た上で本ホームページを作成することと致しました。このホームページにて、例会の情報や若手セミナー、またワンポイントレクチャーの内容など、会員の皆様に役立つ様々な情報発信を行いたいと思います。
会員の皆様におかれましては、大分県外科医会が更なる発展を遂げられますよう、ご尽力の程 心よりお願い申し上げます。
令和7年3月
大分県外科医会
会長 猪股 雅史